最近耳にする行政不服福審査請求 |
- 日時: 2018/10/25 14:38
- 名前: 武山ゆかり
<takeyama_msw@yahoo.co.jp>
- 11/24.25(土・日)に豊島区の大正大学を会場に開かれる「公的扶助研究全国セミナー・東京大会」の案内を貰いました。3Bの「生活保護について」の研修会で紹介されたものです。初日の講座のトップは<生活保護裁判>この1年に勝訴した自営収入や奨学金の収入認定や通院移送費等など、裁判や審査請求の動向などについて検討するそうです。
行政の決定は従わなければならないもの、と思いがちですが「???」と思った時は、再調査や審査請求という制度の運用を後押しできるMSWでありたいと思います。私も、かつて(今はヒゲ面の)息子の保育料値上げに対し、父母の会の仲間と区長相手の「不服審査請求」をし、保育行政への意見陳述を行ったりしました。そういえば、その時の勉強家の講師は朝日健二さんだったりしました。その経験で、患者さんの障害年金申請時、決定への不服審査請求に取組み、見事覆したことを思い出しました。患者さんのまっとうな利益を守り「決定通知」の最後の一文も読み落とさないのも、私たちの仕事ですよね。 ところで最近のニュース、四谷にある福祉専門学校の卒業生が知事になった沖縄の基地の新たな建設について、知事が建設許可を取り消したことについて「行政不服審査請求」を国(国交省・防衛施設局)が行ったという記事を読んみました。ん??行政不服審査法って、国民の権利を守るための法律じゃなかった?行政法の研究者93人も「国民の権利救済制度である行政不服審査制度の乱用」と断じたとか。 私たちMSWも、この制度の正しい使い方をもっと習熟し、本当の意味の受療権や生活権を守らなければ、と思いました。
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