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厚労省による人生会議の広報
日時: 2019/12/03 16:57
名前: 武山ゆかり   <takeyama_msw@yahoo.co.jp>

もしものための『人生会議』                  
この広報をめぐって、様々な意見が出されている。
救命医療を否定する流れをつくろうとしている、医療費削減を目的としたキャンペーンだ、
いや、患者自身の意向を大切にしようというメッセージだ、大切なことに向き合うべきだ、など、『人生会議』という命名も含め、たくさんの議論を産む機会にもなったことは、広告の効果と言えるかもしれない。
 私たちMSWは、生死をめぐって、深刻に悩む場面に遭遇することは多い。急変が有り得るかも知れない疾病や、医師から予後どのくらいなので準備をと促されたり、親族を探して連絡したりなど、患者の生きてきた有り様によって、深く関わることも少なくない。
それ故「その時」に向けた本人や家族の「覚悟」や「望み」を聞いておけることについては大いに歓迎するのが本当の気持ちだ。
 だが、こうした行為「人生会議」を開いておかなければいけない、延命措置の意思表示をしておくべきだ、というキャンペーンや脅迫的表示には、やはり死と向き合って生きている方にとって、意図的な圧力を感じさせる危惧を持たざるを得ない。自分が重い荷物になっているであろう家族や医療機関や、医療財政のことを事ある毎に気にしつつ毎日をおくる人がいることを考えずに、こんな大きな広告を打つべきではないだろう。
 「人生会議」の提案は、温かい関係を築けている医療者や介護者や家族にかこまれて「ホンとはどうしたい?」と笑顔で受応えできる時にされるべきことなのだ。厚生労働省は、生きることを支えるのが仕事なのだから、そうした環境を整えるために、その費用を使うべきで、間違った血の通わぬ広報にムダ使いをしたことを反省して欲しい。協会としてモノ申しては?
メンテ

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